変形性膝関節症で悩まれている方向けサイト

変形性膝関節症とはどのような人に多いのか、男女比や生活習慣

変形性膝関節症になりやすい人や生活はどのようなものか知っていますか。

 

変形性膝関節症になりやすい人

変形性膝関節症は高齢になるにつれて発症する可能性が高くなっています。数字で言うと、60歳以上の3割以上、80歳以上の6割の人が変形性膝関節症を患っているというデータがあります。

 

テレビを見る親父

 

高齢者に発症が多い理由は、ヒアルロン酸の減少が最も大きいでしょう。ヒアルロン酸は軟骨に欠かせない栄養です。

 

そして、軟骨は膝の関節のクッションの役割を果たしています。そのため、高齢によるヒアルロン酸の減少は、結果的に膝の関節の損傷を引き起こしてしまいます。

 

また、足の筋肉が衰えることで膝への負担が大きくなってしまうことも、高齢者が発症しやすい原因といえるでしょう。

 

変形性膝関節症の男女比や普段の生活の影響

また、男女比率で言えば女性の方が男性の1.5倍から2倍、発症率が高くなっています。これは、女性の閉経によるホルモンバランスの乱れが原因であると考えられています。

 

普段の生活でいうと、頻繁に膝の曲げ伸ばしをしている人も、そのほかの人に比べると変形性膝関節症になりやすいです。具体的には、内装業や運送業、大工などの仕事は膝に負担がかかりますね。

 

大工

 

また、洋室ではなく、ちゃぶ台や座布団を使う和風の生活をしているような人も同様に膝に負担がかかり、高齢になるにつれて変形性膝関節症になりがちです。

 

そのほか、体質で言うと、肥満の人やO脚が膝に大きな負担をかけ、膝の関節をゆがませてしまい、損傷させることがあります。

 

特に日本人にはO脚が多いため、変形性膝関節症の日本人患者の9割は膝の内側からであるといわれています。また若いころにスポーツで膝の半月板や関節を傷つけたことがある人の発症率も高くなっています。

変形性膝関節症の原因と症状

変形性膝関節症は、関節のクッション機能を果たしている軟骨の損傷や、変形によって炎症を起こすことで発症します。

 

さらに、軟骨が刺激をうけたことで、膝に存在する関節液が必要以上に分泌されてしまい、ひざがだるくなる原因となります。

 

変形性膝関節症の原因

ただ、その軟骨を傷つける原因というのはさまざまです。

 

まず、この変形性膝関節症は老人病といわれるように、年をとるにつれて発症しやすくなっています。それは、加齢によって、膝の軟骨に欠かせないヒアルロン酸が減少してしまい、それによって膝の関節が傷ついてしまうことがあるからです。

 

また、肥満や姿勢が悪いことが膝への負担を増やしている場合もあります。特に日本人に多いのは、膝が外側に歪んでいるO脚です。これは膝の内側に負担が偏ってしまい、膝の内側の軟骨を大きく傷つけてしまいます。

 

筋力の衰えによて発症することもあります。一日中座っているなど運動不足でいると、足の筋肉が衰え、少し運動するだけで膝の関節に負荷をかけてしまいます。すると、膝でクッションの役割を果たす軟骨が傷つき、衝撃の吸収が難しくなってしまうのです。

 

さらに、女性の閉経など、ホルモンバランスが乱れていることで膝へ栄養がうまく運べず、結果的に変形性膝関節症を発症することもあります。そのため、この病気は男性に比べ女性の発症率が高いというデータもあります。

 

変形性膝関節症の症状

症状は、膝の関節が痛むことをはじめ、膝の腫れ、また膝に水がたまることで動かしにくくなることも挙げられます。

 

初期には、立ち上がる時や階段の上り下りなど特に膝に力を入れるときに痛み、何もしていない時には痛みは収まります。症状が進行すると、安静時にも膝が痛み、また膝が動かしにくくなったり、歩いているとひざが横にぶれてしまうこともあります。この状態になると、床に正座をするのは難しいでしょう。

 

階段

変形性膝関節症の治療法の選び方と基礎療法の重要性

変形性膝関節症には薬物療法やリハビリ、手術など様々な治療方法があります。ただ、変形性膝関節症で壊れてしまった膝の軟骨は、一度傷つくと、元に戻すことはできません。そのため、どの治療法も痛みを和らげたり炎症を抑えることが目的になっています。

 

症状ごとの治療法

治療法はおもに症状の重さによって決められます。

 

症状が軽いうちには普段の生活の中で、膝に負担をかけないよう注意するなど簡単な方法で症状が改善しますが、症状が悪化するにつれて薬を服用したり器具をつけたり、あるいは手術を行ったりなど複雑な治療が必要になります。

 

例えば、初期の立ち上がる時に少し膝が痛むなど軽度の症状では、ストレッチをしたり膝を温めることで筋肉を柔らかくする治療法が用いられます。痛みを和らげるために飲み薬を併用したり、膝に湿布を貼ったりすることもあります。

 

症状が進行し、階段を上ったり正座をしたりできないほどに痛みが悪化した場合にはそれまでの治療に加え、ステロイド剤やヒアルロン酸の注射を、膝の関節部分に直接行います。
また、膝が変形している状態であったり、立ち上がることができないほどに痛みがある場合には外科手術を行うことがあります。

 

基礎療法の重要性

また、症状の重さにかかわらず、基礎療法は大切な方法になります。基礎療法というのは、食事や姿勢など主に日常生活の改善のことを言います。

 

食事をする夫婦

 

具体的には、長時間歩き続けたり、階段の上り下りを繰り返すなど膝の負担となることを避けることや、コレステロールを減らし肥満を改善することが大切です。また医師の指導のもとで、膝の負担とならない軽い運動を行い、膝の筋力をつけることも、変形性膝関節症に有効でしょう。

 

これらのことは、治療のみならず症状の改善後の再発予防にもなりますので、普段の生活の中で心がけることが大切になります。

 

参考サイト:変形性膝関節症情報