変形性膝関節症の物理療法について

物理療法の種類や特徴について

変形性膝関節症の症状が進行し、痛みが出てきた場合にまず実践する治療が物理療法です。痛みというと痛みどめなどの薬で止めるイメージがあるかもしれませんが、副作用などを考えるとできるだけ使用しないのが好ましいですね。

 

その点、物理療法で副作用が出ませんので安心して行うことができます。

 

看護師

 

物理療法の内容

物理療法の具体的な内容は、患部を温めたり冷やしたりすることで血行を促進し、痛みを緩和させる方法です。この方法は、膝に慢性的な痛みが現れる時期に行われます。

 

頻度は基本的に週に2回くらいで、約一カ月治療を行います。3週間から4週間続け、痛みが減ったのなら治療をやめ、効果が見てとれない場合には医師の判断で治療を継続したり他の方法をとったりします。

 

温熱療法

物理療法の中でもよく用いられるものは、膝を温める「温熱療法」です。

 

病院では低周波やレーザー、赤外線、ホットパックなどさまざまな方法を用います。家でもタオルを温めたり温湿布を使用すれば同じ効果が見られます。

 

サポーターを少し強めに当てることで膝を保温するのも一つの方法です。また、お風呂でマッサージをするのも良いですね。

 

温熱療法では、痛みを和らげるとともに関節や筋肉をほぐすことができます。そのため、膝が常に痛み、曲げたり伸ばしたりができないほど硬く凝り固まってしまっている場合には、温熱療法は特に効果的でしょう。

 

電気療法

病院では電気治療を行う場合もあります。電気での治療というと身構えてしまうかもしれませんが、流すのは低周波の電流で痛みもほとんどありませんので、安全ですよ。

 

ハリの治療を考えるとわかりやすいかもしれません。電気を流すことで血行促進させるのが電気療法の目的です。

 

寒冷療法

また、温熱療法とは反対に、膝を冷やす「寒冷療法」もあります。

 

この方法の目的は、血行促進ではなく、腫れを引かせることによる痛みの軽減です。そのため、膝が炎症を起こし腫れ、また熱を持っているときに用いられる方法です。

 

このように物理療法と一口に言っても様々な種類があります。当然症状にあった治療を行わなければならないので、医師による判断に従うようにしましょう。