変形性膝関節症に対するハリ治療について

ハリ治療の作用と治療内容

変形性膝関節症の治療には様々な方法がありますが、その多くが薬を使った西洋医学は漢方などの東洋医学の二つに分けられます。またハリ治療はこの中の東洋医学に分類されます。

 

ハリ治療の目的

西洋医学ではレントゲンなどによって診察しますが、東洋医学では膝の痛みの原因は、『経路』というところを流れている気血が停滞していたり、不足しているということが挙げられます。

 

鍼灸

 

ハリ治療も東洋医学の一つなのでこの考え方は基本的にかわりません。そのため、ハリ治療では、痛みを減らしたりなくしたりするほかに、脚から全身にかけての血液やリンパ液の流れの促進をめざします。

 

ハリ治療の内容

治療は基本的に三段階に分けられます。

 

  1. 膝関節周辺の痛みを減らすことです。
  2. 関節の変形が悪化しないように、進行を遅らせます。
  3. 関節が変形しないよう予防を行います。

 

具体的には、筋肉の鬱血部分や、指で押さえると痛みのある圧痛部分にハリをさします。

 

ハリ治療を行うと、脳内から「βエンドロフィン」という物質がでます。このβエンドロフィンというのは痛みを抑制する効果があります。

 

先ほどあげた治療の段階で言えば一段階目にあたりますね。このβエンドロフィンという物質の効果は、大体4日くらい続くといわれています。

 

また、変形性膝関節症を発症している人は腰にも痛みを持っていることが多いので、触診を行い、腰にも鬱血が見られた場合には、ハリ治療は腰に対しても行います。

 

そのほか、体重が多い場合は耳針をおこなったり、ストレスがある場合にはその解消に努めるなど、臨機応変な治療が行われます。

 

痛みがひどくない場合には、治療は週に一回のペースで行います。ただ、症状によっては週に3回おこなうこともあります。